エアコンを取付た後、適切なメンテナンスを行うことで、長期間にわたって快適に使用することができます。エアコンの寿命は通常10年から15年ほどと言われていますが、適切な管理を行うことで、より長く快適に使い続けることができます。ここでは、エアコンを長持ちさせるためのメンテナンス方法について解説します。まず、定期的なフィルター掃除が重要 です。エアコンのフィルターにはホコリや花粉が溜まりやすく、そのまま放置するとエアコンの風量が低下し、効率が悪くなります。最低でも2週間に1回はフィルターを掃除することをおすすめします。掃除の方法は簡単で、取り外したフィルターを掃除機でホコリを吸い取り、水洗いして乾燥させるだけです。フィルターを清潔に保つことで、エアコンの性能を維持し、電気代の節約にもつながります。次に、室外機のメンテナンスも重要 です。室外機は屋外に設置されているため、ホコリや落ち葉、ゴミが入り込みやすくなっています。定期的に室外機の周囲を掃除し、フィン(熱交換器)の部分にゴミが詰まっていないかを確認しましょう。また、室外機の上に物を置かないようにすることも大切です。さらに、ドレンホースの詰まりをチェックすることも必要 です。ドレンホースはエアコンの内部で発生した結露水を排出する役割を持っていますが、ホコリやカビが詰まると水漏れの原因になります。ホースの出口を確認し、水がスムーズに流れているかを定期的にチェックしましょう。もし水がうまく排出されない場合は、エアコン用のドレンホースクリーナーを使って掃除することができます。また、シーズンごとのメンテナンスも忘れずに行うことが大切 です。夏の冷房使用が終わった後や冬の暖房使用が終わった後には、エアコン内部の乾燥運転を行い、カビや異臭の発生を防ぐことが重要です。冷房を使用した後にそのまま放置すると、内部に湿気が残り、カビが発生しやすくなります。そのため、シーズンが終わったら、送風運転や内部乾燥機能を使ってエアコン内部を乾燥させるようにしましょう。最後に、定期的なプロの点検を受けることもおすすめ です。エアコンは長期間使用していると、内部の冷媒ガスが減少したり、コンプレッサーに異常が発生したりすることがあります。3年から5年に1回程度、専門の業者に点検を依頼することで、早期に不具合を発見し、長く安心して使用することができます。
エアコン取付後に長持ちさせるためのメンテナンス方法