大切に保管していたはずの合鍵を無くしてしまった場合、どうすれば良いのでしょうか。合鍵の紛失は、元鍵の紛失と同様に、防犯上のリスクを伴うため、迅速かつ適切な対応が必要です。まず、本当に無くしたのか、もう一度落ち着いて心当たりのある場所を探しましょう。カバンの中、引き出し、最後に使った場所などを念入りに確認します。もし、合鍵に住所がわかるようなものが付いていた場合は、悪用される危険性が高まるため、特に注意が必要です。次に、合鍵を無くしたことを、元鍵の所有者（例えば、家族や同居人、大家さんなど）に正直に報告しましょう。隠しておくと、後でさらに大きな問題に発展する可能性があります。そして、最も重要なのは、防犯対策を講じることです。合鍵を紛失した場合、その鍵が悪意のある第三者の手に渡り、不正に侵入されるリスクが考えられます。そのため、基本的には、鍵（シリンダー）の交換を検討するのが最も安全な対策です。特に、どこで無くしたか分からない場合や、誰かに盗まれた可能性がある場合は、速やかに鍵交換を行うことを強くお勧めします。鍵交換には費用がかかりますが、万が一の被害を考えれば、必要な投資と言えるでしょう。賃貸物件の場合は、大家さんや管理会社に連絡し、指示を仰ぎます。勝手に鍵交換を行うことはできません。警察への遺失物届の提出も忘れずに行いましょう。もし合鍵が見つかった場合に連絡が来る可能性がありますし、万が一悪用された場合に、紛失していた事実を証明する一助にもなります。合鍵は、いざという時のためのものですが、その管理は元鍵と同様に厳重に行う必要があります。今回の紛失を教訓に、今後の合鍵の保管方法や管理体制を見直すことも大切です。