手軽に和の空間を作れる置き畳は、近年人気を集めています。フローリングの部屋に置くだけで、簡単に畳の感触を楽しめるのが魅力ですが、メリットだけでなく、デメリットも存在します。ここでは、置き畳の購入前に知っておきたいデメリットについて、詳しく解説します。まず、置き畳のデメリットとして挙げられるのが、ダニやカビが発生しやすいことです。置き畳は、フローリングの上に直接置くため、通気性が悪く、湿気がこもりやすい環境になります。特に、梅雨時や夏場は、湿度が高くなり、ダニやカビが繁殖しやすくなります。次に、ズレやすいというデメリットがあります。置き畳は、フローリングの上に置くだけなので、固定されていません。そのため、歩いたり、物を置いたりする際に、ズレてしまうことがあります。特に、小さなお子さんやペットがいるご家庭では、注意が必要です。また、厚みがあるため、段差ができるというデメリットもあります。置き畳の厚みは、商品によって異なりますが、一般的に2cm～5cm程度です。そのため、フローリングと置き畳の間に段差ができ、つまずきやすくなる可能性があります。さらに、フローリングに比べて、掃除がしにくいというデメリットもあります。置き畳の表面は、い草や和紙などの素材でできているため、掃除機をかける際に、引っかかったり、傷がついたりする可能性があります。また、飲み物をこぼしてしまった場合、シミになりやすいというデメリットもあります。そして、耐久性が低いというデメリットもあります。置き畳は、フローリングに比べて、柔らかい素材でできているため、傷やへこみがつきやすいです。また、日焼けや摩擦によって、色あせや劣化が起こりやすいというデメリットもあります。これらのデメリットを考慮した上で、置き畳を選ぶ際には、いくつかのポイントがあります。まず、防ダニ・防カビ加工が施されている商品を選ぶようにしましょう。また、滑り止めが付いている商品や、軽量で持ち運びしやすい商品を選ぶのもおすすめです。さらに、定期的な掃除や換気を行い、湿気対策をしっかりと行うことが大切です。