エアコン取付時に見落としがちなチェックポイント

エアコンの取付は、ただ室内機と室外機を設置するだけではなく、細かいチェックポイントを確認することが大切です。適切な取付がされていないと、冷暖房の効率が悪くなったり、故障の原因になったりすることがあります。そこで、エアコンを取付る際に見落としがちなチェックポイントについて解説します。まず、室内機の水平を確認することが重要 です。エアコンの室内機が傾いていると、ドレンホースからの排水がスムーズに流れず、水漏れの原因になります。特に、設置した直後には問題がなくても、時間が経つと取付部分が緩んで傾いてしまうことがあります。水平器を使って、しっかりと水平に設置されているかを確認しましょう。次に、配管の断熱材が適切に巻かれているかをチェックすること も大切です。配管がむき出しのままになっていると、冷暖房の効率が低下するだけでなく、結露が発生して水漏れの原因になることがあります。配管全体に均等に断熱材が巻かれているかを確認し、不十分な場合は補強することが必要です。また、ドレンホースの排水チェックを行うことも重要 です。エアコンの使用中に発生する結露水を適切に排出できていないと、水漏れが起こることがあります。特に、ホースが途中で折れ曲がっていたり、高低差が適切でないと、排水がうまく流れず、逆流してしまうことがあります。取付後に、ドレンホースからしっかりと水が排出されているかを確認することが大切です。さらに、電源の確認も忘れてはいけません。エアコンには100Vと200Vの2種類の電圧がありますが、間違った電圧で接続してしまうと、エアコンが正常に動作しなかったり、故障の原因になることがあります。取付るエアコンがどの電圧に対応しているのかを事前に確認し、適切なコンセントが用意されているかをチェックしましょう。最後に、室外機の設置状況を確認することも重要 です。室外機がしっかり固定されていないと、振動が大きくなり、異音の原因になります。また、風通しの悪い場所に設置されていると、排熱がうまくできず、エアコンの効率が低下する可能性があります。室外機の周囲に十分なスペースが確保されているか、しっかり固定されているかを確認しましょう。