エアコンを取付けた後、すぐに快適に使用するためには、取付け直後の初期チェックと試運転が重要です。エアコンが正常に動作しているかどうかを確認し、問題があれば早めに対処することで、長期間トラブルなく使用することができます。ここでは、エアコン取付け後にやるべき初期チェックと試運転のポイントについて解説します。まず、電源が正しく供給されているかを確認することが最初のステップ です。エアコン専用のコンセントにしっかりとプラグを差し込み、電源が入ることを確認しましょう。また、ブレーカーが落ちたり、コンセントが熱を持ったりしていないかもチェックすることが大切です。次に、冷暖房の動作確認を行い、風が正常に出ているかをチェックします。試運転の際には、冷房と暖房の両方のモードを作動させ、設定温度に応じた温風・冷風がしっかりと出るかを確認しましょう。もし風が弱かったり、設定温度にならなかったりする場合は、冷媒ガスが適切に循環していない可能性があるため、業者に相談する必要があります。また、エアコンの異音や振動がないかをチェックすることも重要 です。運転中に異常な音(カタカタ、ブーンなど)がする場合、室内機や室外機の設置が不安定になっている可能性があります。特に、室外機が振動している場合は、設置場所の水平が取れていないことが原因の可能性があるため、再調整が必要になることがあります。さらに、ドレンホースの排水が正常に行われているかを確認することも大切 です。冷房運転中にエアコン内部で結露水が発生し、ドレンホースを通じて外に排出されます。この際、水がスムーズに流れているかを確認し、詰まりや逆流がないかをチェックしましょう。ドレンホースが途中で折れ曲がっていたり、出口が塞がっていたりすると、水漏れの原因になるため、異常がある場合は調整が必要です。また、リモコンの操作が正常に機能するかも試運転時に確認しましょう。モード切替、風向き調整、タイマー設定などがスムーズに動作するかを試し、問題がないことを確認します。もしリモコンの反応が悪い場合は、電池を交換するか、本体との接続に問題がないかをチェックしましょう。